×××  乾  燥  ×××

―感想―

他人の欠点を直してやろうという気持ちは立派であり賞賛に価する。
だが、どうしてまず己の欠点を改めようとしないのだろうか?
なまじ他人を矯正するより自分を直す方がよほど得であり、危険も少ない。
この点においては他人の事など眼中に入れず、利己主義になってもいい筈だ。
端的に言えば、人を批評したり、非難したり、文句を言う事は誰にでも出来る。
いや、どんな馬鹿者でも出来る。そして哀しいかな、馬鹿者にかぎってそれをしたがるものだ。
真剣に考えてみて欲しい、他の人を理解し受け容れる心の広さは、
優れた品性と、物事の背後に在るモノを見抜く、鋭い洞察力を備えた人が持ち得る宝ではないだろうか?

−結論。
声高に他人を批判し罵声を浴びせる人間は、己の行為により己を貶めていると 言えよう。
いいか、もう一度言おう。
悪口は「どんな馬鹿でも言える」。や〜いバ〜カバ〜カ!(←キミもウマシカ)

D・カーネギー著 人を動かす
第一部 人を動かす原則―盗人にも五分の理をみとめる より





うっせ、バーカ!



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